スズキバイオリン 4/4 No.18 1962年製です。 1962年当時、量産品のスズキバイオリンはNo.11、13、17、18、19、の５つがありましたので、このバイオリンは上から２番目のグレードです。アーチが高めに作られた楽器です。 製造から約６０年経ちますが、本体、指板とも比較的きれいです。ただ、４枚目の画像の通り裏板表面にヒビがあります。（画像の真ん中あたりに縦に線が見えます）入手時からありましたが、裏まで達しておらず音に影響は感じられません。 弓とケースも当時の物のようで大変古いですが、ケースの止め金はしっかり機能します。弓はおまけ程度とお考え頂ければと思います。 テールガットにはケブラーを使用しています。（画像6枚目） 音としましては、あくまで主観になりますが、高めのアーチの為か、やや鼻にかかったような哀愁を帯びた音に感じます。材も乾燥しているはずで、音量も良く出ています。 また、表板から指板先端までの高さは 19.5mmありますので、経年による指板下がりはありません。商品は画像に写った物が全てですが、スタンドは含みません。 鈴木 ヴァイオリン