詠史百首・続詠史百首 【判型】小折本2巻2帖。縦125・122粍。 【作者】加藤千浪（萩園・弥三郎）作。 【年代等】幕末～明治初年刊。萩園（著者）蔵板。 【備考】分類「和歌」。外国に迎合した開国に向かう幕末の状況の中で、国家意識高揚を促すために生まれた詠史歌の一つ。正編は、神武天皇から木村重成までの100首を収録し、南朝を支持する姿勢も表明する。また、続編は、仁徳天皇から諸葛孔明までの100首を収録。各丁とも背景に色刷りの模様を刷り込む。類書数種あるが、諸本で異同がある。 ★原装・題簽付・各丁背景色刷り模様・正編並本（やや小虫）、続編美本。正続ともに書袋付き。稀書（正続2編揃いの所蔵機関は全国に数カ所（国文学研究資料館DB））。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、2編揃いが、2万5000円】。