【サイズ】 74.8mm【採集情報】 オーストラリア（Berier島）/ 水深82m/ ROV【採集時期】 2017年12月Berier島産ケイトダカラの濃色特美品。ROVによる採集個体。艶のある鹿子模様が複雑に溶けあい、まるで印象派の絵画のような深みのある色相を見せる。Gem-。開口部付近に目立たないカルシウム成分の付着があります。タカラガイコレクターの好みは十人十色であるが、著名なZoilaの蒐集家のコレクションに必ずと言っていいほど入っているのが本種の色彩多型である。白、金、黒、茶、青、赤といった様々なカラーバリエーションを一枚の写真やコレクションの中で見ると、えも言えない幸福感に包まれる。インターネット上でもこういった著名蒐集家のケイトコレクションを拝することができる。尚、くどいようであるが、コガタケイト（jeaiaa sherylae）とケイト（jeaiaa jeaiaa）の区別には注意が必要。まとめると、ケイト：採集方法（ROV、トロール、ダイビング）、産地（深場：Coral Bay ~ Kalbarri）、形態（マージン：背面の色より薄い、青いhaloが入る）コガタケイト：採集方法（ダイビング）、産地（浅海：Poit Quobba、Red Bluff）、形態（マージン：背面の色の濃さと差がない、青いhaloが入らない）ちなみに本種の次に取り違えられているのがメンコイダカラ（別名スハダダカラ）の仲間である。西オーストラリア（Jurie Bay ~ Cervates付近）でのみ採取されるメンコイダカラ（veusta veusta）と、南西オーストラリア（Albay ~ Esperace付近）のピンクメンコイダカラ（veusta roseopuctata）である。前者は現在産地が採集禁止区域に指定されているためオールドコレクションもののみになっている。*掲載写真に画像処理等は施していません。*ご不明な点等ございましたらお気軽にご質問ください。