アフガニスタンと並んで、今世界で一番熱いトルマリンの産地ナイジェリア ここのトルマリンは、色味の強いルベライト、インディコライト、さらにはピンクの色相のバリエーションが魅力的で、インペリアルトパーズのようなシェリーカラーからピーチ系のパパラチャカラーが人気ですが、 こちらはコックリとしたオリーブグリーンの特大粒。 ルース：トルマリン 8.01ct（ナイジェリア産） サイズ：約11.5mm/約11.5mm/高さ約9.5mm 非加熱、トリートメントなし。ルーペクリーン。未鑑別。 Moazam Gems&Mineralsより購入 大粒特有の懐の深い輝き。テリの強いオリーブカラーをベースにネオングリーンがアクセントを添える大きくたっぷりとしたモザイク。 画像7,8枚目はそれぞれx軸とY軸のサイドから撮ったもの。90度回転させると見事に違う発色を示します。 トルマリンの多色性は結晶の方向性に因るものと解ります。 石の内部に美しいモザイクの景色を出すには、トルマリンにありがちなステップカットではなく、キュレットを理想的な深さまで削り出し、クラウンとパビリオンを刻んでいくため、素材となる結晶柱そのものが偏りなく太くないとこのようなカットにはできません。 選ばれし一石と言えるでしょう。 画像の光源 室内蛍光灯