About REIZANI want to spread the shakuhachi music all over the world by offering cheap and high quality shakuhachi. To achieve this, I am remodeling a mass-produced shakuhachi made of plastic or wood to make it sound better. Also recently, I have begun to revive the old "Jinashi Shakuhachi" and fix it so that it still works today. I know that more and more people love "Jinashi". I hope "Jinashi lovers" will find a good instrument. This piece is a very nice and mellow tone instrument made in the early-20th century. I don"t export directly, but if you need this item you can buy it through an agency such as "Buyee"
100年の時を経て蘇った尺八古い尺八に詳しい方の見立てによると、この尺八は作り方から見て明治時代の可能性が高いらしいです。100年は経過していると考えると割れていないだけでも奇跡的なことです。１尺８寸の竹に伝承された比率で指孔を開けるという方法で作られた尺八は、誰が作ってもある程度は鳴るものができます。職業製管師がいない時代は演奏者が製作者でもありました。ごく一部の名人をのぞいて研究熱心に何十本も作った人はあまりいなかったのではないでしょうか。この竹も最初は何の変哲もない調律もそこそこの古いだけの尺八と思っていました。しかしこれまでの尺八改造の経験を生かして歌口周りを少しずつ整えたり、指孔を削ったり埋めたりしながら調律していると、古い竹がだんだんと良く鳴るように変化してきました。尺八が眠りから覚めて成長しているようにも感じられました。「地無し」ですので柔らかい音が得意なのは言うまでもありませんが、吹き方をいろいろ工夫してみると音の「密度」が確実に上がってきました。おそらく作られた時よりも今の方がずっと良い音が出ているのではないかと思います。
まだまだ成長する可能性あり金属製の楽器は作られた当初が最高のコンディションでその後は劣化するだけです。しかし木質でできた楽器はできてから数十年後にピークに達しその後次第に衰えると聞いたことがあります。素材そのままではなくニスを塗ったヴァイオリンや漆を塗った笛などのは、素材の乾燥と塗装の化学変化が同時進行して寿命がずっと長く、その間名手に演奏されることによって優れた振動特性が楽器に備わって楽器自体が成長すると言う話もあります。寿命が長いだけでなく人の手によって成長する楽器には何かロマンがありますね。この竹は生まれ変わりました。そして今から必ず成長すると思います。細身で軽量、歌口も浅目なので上品で繊細な音を奏でる笛になってゆくでしょう。指孔も小さいので指の細い方（女性）でも無理なく吹きこなせると思います。調律は伝統調律の良さを残しながら現代調律に近づけていて、「チ」も「チのカリ」も両方使えます。特殊奏法は全て問題なくできます。第１孔に軽くメリカット を施しているのでメリの操作性も良いです。どのなたかこの将来有望な100年物の「地無し延管」の面倒をみてはいただけないでしょうか。
【諸元】 長さ550mm 重242g 頭部直径35mm 底部直径45mm 歌口内径縦19mm 横19mm エッジ深さ3m 最大指孔10.5mm 歌口カバー付
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